過去に服用していたワイパックスの効き目や依存性、断薬に至った経緯についてブログでお話しします。
心療内科に初めて行って、最初に処方されたのがワイパックスでした。
抗不安薬です。
私はこのワイパックスに随分助けられましたよ。
トータル1年半近く頓服として飲んでいました。
今日はワイパックスを実際に飲んでいた私が感じたことをお伝えしたいと思います。

ワイパックスの効き目は?
ワイパックスを飲むきっかけとなったのが咳が止まらず、ひどい慢性上咽頭炎になってしまったことでした。
慢性上咽頭炎による喉の不快に耐えられず、不安がマックスになってしまい、息苦しさや、動悸、ざわつき、不眠。。今まで経験したことのない様々な不調が一気に出てしまったんです。
そこで初めて心療内科に行って、最初にワイパックスを処方されました。
不安なときに1回一錠(0.5mg)一日に3回まで。
「不安なときに飲むと、すぐに気持ちが落ち着きますよ。」と言われて処方されたのを覚えています。

私はとにかく不安で胸が重苦しいのが一番の主訴だったのですが、
あー、もう辛い。。。となって薬を飲むと20分くらいで身体がゆるんで、胸の苦しさが和らいでいきました。
即効性のあるお薬でしたね。
飲んだからと言って完全に胸のざわつきや苦しさが消えるわけではないんですが、随分楽になりましたよ。
私の場合は特に朝の調子が悪かったので、朝、起きてすぐにワイパックス1錠を飲んで、昼過ぎ効き目がなくなってくるので、また1錠。
夜になると調子がよくなるので、夜に飲むことはほとんどありませんでした。
また、薬の副作用も私の場合、感じませんでした。
ぼーっとするといった程度で、副作用で悩まされることはなかったですね。
私には合っていたんだと思います。
また、ワイパックスは不安症状だけじゃなくて、頭がふわふわしたり、疲れ切って動けなくなったときにも効きましたよ。
自律神経による不調に効くように感じました。


ワイパックスを1日にどのくらい飲んでいた?量は?
自分で心療内科に行って薬を処方していただいたのに
私はこういった薬に抵抗があったんですよね。
「なるべくなら飲みたくない!!」と最初の頃は、飲まずに我慢してたんです。
でも、ぎりぎりまで我慢するようなやり方をしていたら、どんどん症状が悪化!!
今だから言えることは、がまんはよくない!!ということ。
がまんしてこじらすのは最悪です。
この頃、心療内科を変えたんですが、転院先の先生はじっくり話を聞いてくれて、私を安心させてくれた上で、薬を処方してくれました。
処方してくれた薬は同じなんだけど、きちんと説明してくれると全く怖くないんです。
転院前の最初の先生の言い方は「この薬は一日3回以上は飲まないでくださいね。」とちょっと高圧的な感じだったんですよね。。
でも転院先の先生は「不安を消すのが一番です。そのための薬です。不安な状態を作らないように朝、昼、晩、と時間を決めて一日3回飲みましょう。飲まなくても大丈夫なときは飲まなくてもいいから。」
同じ処方なんだけど、私の気持ちは全く違いました。
結局、一日3回も飲む日はほとんどなく、朝と昼過ぎの一日2回をしばらく飲み続けることになりました。


ワイパックスの依存性は?
ワイパックスって依存性が高いってよく聞きます。
確かにワイパックスは不安にはよく効くので、当時は手元にないと困るという思いはありましたが、身体が薬を欲するような依存性は私にはありませんでした。
実際に調子がよくなってくると自然にワイパックスもいらなくなったし、飲まなくなったからと言って離脱症状がでることもありませんでした。
調子がよくなると、薬を飲まなくても平気になっていきます。
私は抗うつ薬のジェイゾロフトを服用するようになってから、あっという間にワイパックスはなくても大丈夫になりました。
もっと早くジェイゾロフトを飲めばよかったなーって思うこともあります。

ワイパックスの減薬・断薬は?
症状が楽になるにつれて、ワイパックス1錠(0.5mg)は私には強く感じるようになりました。
1錠飲むと、ぼーーっとしすぎてしまうので、半錠がちょうどいい感じになりました。
カッターで自分で切っていたんですが、先生にお願いして薬局で半分にカットしたものを処方してもらえました。多少割高になるけど、手間を考えるとすごく楽。

毎日のようにワイパックスを1~2錠飲んでいたのが、だんだん0.5錠になって、時々飲まなくても大丈夫な日が続いて、気が付いたらワイパックスは飲まなくなっていました。
まとめ
私は最初の頃、薬のことをネットで調べまくっていました。
ワイパックスもネットで検索すると、依存性や離脱症状など怖いことがたくさん出てくるんですよね。
ただえさえ不安症なのに、余計不安になることばかり。。
薬のことを調べるのはいいことなんだけど、ネットの情報はうのみにしない方がいいということを学びました。
ネットの情報が間違っているということではなくて、症状は人それぞれ違うので、自分の状態とあてはまることはないんです。
信頼できる主治医にお任せするのがベストです。
「薬を悪者にしないで・・」
当時、私が主治医によく言われていた言葉です。
薬は使いようなんだと思います。
私は薬に助けてもらいました。
心配しすぎなくても大丈夫ですよ。
今日もゆったりいきましょう。
では、また~。

