kekoです。
慢性上咽頭炎による後鼻漏の症状に悩まされながら、だんだん私のメンタルもおかしくなっていきました。
あまりの不快な症状に耐えられなくなってしまいました。
この不快さから逃げたくて、、逃げたくて、、でも逃げられなくて。
死にたい。。とまで思うように。。
今はうつ症状はありませんが、治るまでには2年以上の月日が必要でした。本当に辛かった。。
今日は後鼻漏でうつになってしまったときのこと、初めての心療内科へ行くことになったときのことを書いてみようと思います。

喉の不快でメンタル崩壊
今まで経験したことのない喉の不快のせいで、頭の中が不快から逃げることばかりになっていきました。
喉って神経がたくさんあるところなので、ちょっとした刺激でもすごく敏感になるんだと思います。
私の場合は後鼻漏といっても、鼻水が口に流れるということではなくて、上咽頭に常にどろっとした痰が貼りついている状態。
当時は咳払いをしても、水を飲んでも、この痰が取れなくて本当に苦しくて・・
あと、喉の貼りつきが気になると、呼吸がうまくできなくなるんですよね。息苦しさもでてくるし、本当に辛かったです。
起きている間はずっと気持ち悪さとたたかっている状態だったので、ストレスがマックスに。
少しずつ、笑えなくなり、今まで好きだったことができなくなりました。
うつの始まりです。

安定剤を飲んででも楽になりたい
当初は、ネットで同じように後鼻漏で悩んでいる人たちの情報を毎日探しまくっていました。
ネットでの情報の中に、「抗不安薬を飲むと楽になる。」という情報を見つけて、すごく気になるようになったんです。
心療内科って考えたこともなかったんだけど、一時的にでも楽になれるなら、楽になりたい!!薬を使ってでも楽になりたい!!
そんなことばかりを考える日々が続きます。
心療内科に行くか行かないかで半月くらい悩んでましたね。
家族や友達にも相談して、色々考えて、やっぱり受診することにしました。
でも、心療内科って未知な場所で、どこのクリニックがいいのかも分かりません。
ネットで調べたのだけど、うつ状態だったのでパソコンやスマホを見るのも苦痛なのです。
駅前でとにかく通いやすいところ。
ただそれだけでクリニックを決めてしまいました。
リサーチしている心の余裕なんてありませんでした。
でも不思議なことに心療内科に予約の電話をしたら、気持ちがすごく楽になったんです。
初めての心療内科
初めて行った心療内科はソファーがたくさんあって
ホテルのロビーのような雰囲気。
心療内科ってそういうところが多いんですよね。
初診枠があって、初診はじっくり話を聞いてもらえました。
主治医は大学生か??というくらいの若い男の先生。
ひととおり私の話を聞いてくださり、
先生:「カウンセリングだけによる治療もできるし、投薬による治療もできますが、どうしたいですか?」
私は迷わず投薬をお願いしました。
とにかくすぐにでも楽になりたかった。
最初に処方されたのは
- ワイパックス(抗不安薬) 不安なとき
- メイラックス(抗不安薬) 就寝前
- マイスリー(睡眠導入薬) 眠れない時
- 加味逍遥散(漢方) 毎食前
2週間に一度の診察が始まりました。

抗不安薬メイラックス
初めて飲んだ精神薬はメイラックス。
メイラックスはベンゾジアゼピンの抗不安薬で
気分をリラックスさせるお薬です。不安や緊張をやわらげたり、寝つきをよくしたりします。とのこと。
この薬の特徴として
- 安全性が高い
- 作用時間がとても長く、効果と副作用のバランスがとれた抗不安薬
- 依存性が低い
といいことばかりが書いてありました。
心療内科に行った日の夜に服用。口に入れるまではすごく勇気が入りましたよ。これを飲んだらもう後にはもどれない・・
飲んでみた感想は。。
なんとなく楽になったような・・でもあんまり変わらないかな??って感じ。
メイラックスは即効性はなくて、徐々に体に蓄積されていくタイプなんです。
それで最初のうちは変化を感じなかったのですが、だんだん一日中ぼーっとするように。
メイラックスは私には合わなかったみたいです。安心したくて薬を飲んだんだけど、安心するというよりも、体に力が入らなくて、だるくて辛かったです。
1ヶ月くらい飲み続けたくらいから、体が重たくて起き上がることもできず、寝たきりの状態に。。
スマホも重たくて持てなくなりました。
寝たきりなので家事をするのも一苦労、、Bスポット治療に耳鼻科に通えません。その頃は喉の不快よりも体のだるさの不快の方が辛くて・・・
副作用を先生に訴えて、メイラックスは中止。不安なときにワイパックスを飲んで対処するようになりました。
ワイパックスは副作用も特に感じられず、私には合っていたみたいです。
その後もワイパックスにはずっと助けてもらいました。

薬に頼るのはいけないことじゃない
私は、薬の力を借りてでも楽になりたかったのに、心の中では薬が怖い。。薬は悪だ!!とも思っていました。
副作用に悩まさたこともありますが、薬に頼ったことに後悔はありません。
薬がなかったら、どうなっていたか・・・
私の場合は後鼻漏の症状よりも、だんだんうつの状態の方がひどくなってしまいました。
私のように体の不調からうつになってしまう方は、かなり多いようです。
うつってマイナス思考が原因だとも言われてますが、そんな単純なことではないと思います。
まずは自分の状態を否定しないで、認めてあげること。
自分で自分を受け入れてあげないと、ちゃんと自分をケアできません。
心療内科の先生に
「薬を悪者にしないで。」とよく言われていました。
私は薬を悪者にしすぎて、辛いのをがまんしすぎて、うつを悪化させてしまいました。
心療内科で処方された薬も、飲まずに我慢することもあったんです。
無意味なひとり我慢大会をやっていました。
ネットで薬の依存性や離脱作用で苦しんでいる人の情報を見て恐ろしくなってしまったのです。
でもね。。信頼のできる先生にみてもらえれば大丈夫。
きっとよくなります。
ネットの見すぎはあんまりいいことありません。
安心して治療するのが一番の治療だと思います。
うつの治療の詳細についても書いていきますね。
うつも後鼻漏もよくなりますよ~。大丈夫!!
私は遠回りして時間がかかってしまったけど、きっと必要な時間だったんだ。。って今は思えるようになっています。
無駄なことってないですよね。
では、また~。
