kekoです。
後鼻漏の原因は人それぞれですが、大まかに分けると次の二つになるといわれています。
- 副鼻腔炎によるもの
- アレルギーによるもの
主に副鼻腔炎による後鼻漏の場合は抗生物質が処方され、アレルギーによる後鼻漏の場合はアレルギーの薬が処方されます。またこれらに加えて去痰薬を処方されることが多いです。
でも、、実際は後鼻漏の原因はこの2つだけじゃなくて、慢性上咽頭炎による後鼻漏の場合も多いとされています。
慢性上咽頭炎による後鼻漏の治療は薬で治ることは残念ながらないのですが、
私の経験上、薬ではなかなか治らないけれど症状は楽になると実感しています。
今日は後鼻漏に効果のあるとされる処方薬、市販薬、漢方薬について、私の経験も含めて紹介していきたいと思います。

後鼻漏で病院で処方される薬
後鼻漏の場合、病院で処方される主な薬は次の3つです。
- 抗生物質
- アレルギーの薬
- 去痰薬(痰を切る薬)
後鼻漏の原因が慢性副鼻腔炎によるものなのか、アレルギーによるものかによって処方が変わっていきます。
それぞれについて紹介していきますね。
抗生物質
慢性副鼻腔炎が原因の後鼻漏の場合、副鼻腔炎を改善する治療が行われます。
慢性副鼻腔炎であるかどうかは耳鼻科でレントゲンやCTをとってもらうことで診断がつきますよ。
副鼻腔炎の改善に使われるのがマクロライド系の抗生物質になります。
マクロライド系の薬には次のようなものがあります。
- エリスロマイシン(エリスロチン)
- クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)
- ロキスロマイシン(ルリッド)
これらを少量長期投与(3ヶ月~6か月)することで、慢性副鼻腔炎の改善につながり、結果後鼻漏の治療につながります。
アレルギーの薬
後鼻漏の原因がアレルギーによるものの場合、主に処方されるのが抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬には、フェキソフェナジン(アレグラ)、オロパタジン(アレロック・パタノール)、エピナスチン(アレジオン)など様々な種類がありますが
症状によって合う、合わないがありますので、一度病院で診断を受けましょう。
私の場合、喉の痒みがひどくて、声を発すると咳が止まらないといった症状に悩ませれていました。
その時に処方されたのが
- セチリジン10mg
その他にカルボスティン500mg(去痰薬)も一緒に処方されました。
セチリジンは痒みによく効く比較的強めのアレルギー薬との説明を受けました。
本来、セチリジンは一日に10mgの処方が基本なのですが、私の場合、症状が酷かったので、朝と就寝前で一錠ずつ、倍量の20mg飲んでいました。
おかげであれだけ酷かった喉の痒みが嘘のように治りました。
今でも花粉症の時期など喉がムズムズしたときはセチリジンを飲むことがたまーーにあります。
後鼻漏のせいで喉が痒くなって、咳が出ることはなくなりました。
また、セチリジンの副作用ですが、眠気が若干強いかもしれません。
でも、私の場合、後鼻漏による喉の痒みで眠れないくらい辛い時期があったので、セチリジンを飲むことでよく眠れて、かえって助かりました。
去痰薬 ムコダイン
痰や鼻水を外に出しやすくしてくれる薬が去痰薬です。
代表的な去痰薬は
- ムコダイン(カルボシステイン)です。
私もムコダイン500mgを処方されていました、朝、昼、夜と一日3回飲んでいました。
カルボシステインという成分が痰を切り、喉の不快感を解消してくれます。その結果、痰による咳が改善されていきます。
また、ムコダインは副鼻腔の粘膜を修復してくれる作用もあります。
私の場合、ムコダインで後鼻漏が治ることはありませんが、後鼻漏がひどい時に飲むとずいぶん楽になりました。
薬は飲みたくない!!と頑張るよりも、辛いときは薬の力を借りて、症状を少しでも楽にしてあげることは精神的にもいいと思います。
あと、ムコダインの副作用はほぼないので、比較的安心して飲める薬です。

後鼻漏に有効な市販薬
忙しくて病院に行かれないとき、市販薬って便利ですよね。
後鼻漏に有効な市販薬はいろいろあるので、いくつか紹介していきますね。
ただ、抗生物質は市販のものはないので、病院で診察してもらった上で、処方してもらいましょう。
抗ヒスタミン薬
私が処方されていたセチリジン10mgと同様のセチリジン塩酸塩を配合した市販薬があるので紹介します。
効果も病院で処方されたものを同じようです。
ただ、お値段は処方されたものよりはお高くなりますね。
ストナリニZ 第1類医薬品 佐藤製薬
アマゾン価格:1,180円(10錠分)
コンタック鼻炎Z 第1類医薬品 グラクソ・スミスクライン・CHJ
アマゾン価格:1,540円(14錠分)
去痰薬
病院で処方されるムコダインと同じカルボシスティンを含む市販薬を紹介します。
ただ市販薬の場合、含まれているカルボシスティンの量は処方薬に比べて、半分ほどになります。
去痰CB錠 30錠
アマゾン価格:812円
ストナ去痰カプセル 36カプセル
アマゾン価格:1,260円
処方薬のカルボシスティンは個人輸入もできますね。。
この場合、何かあっても自己責任になりますので注意が必要です。
漢方薬
後鼻漏に有効な漢方薬もたくさんありますね。
いくつか紹介します。
チクナインb 56錠
商品紹介:
- ちくのう症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎を改善する内服薬
- 9種類の生薬からなる漢方「辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)」の働きで、
鼻の奥の炎症を鎮めながら、膿を抑えて呼吸を楽にする - 1日2回で効く錠剤
アマゾン価格:1,711円
ベルエムピL錠 84錠
商品紹介:
- 漢方の古典といわれる中国の医書「万病回春」に収載されている処方を基本に、我が国で経験方として発展させた「荊芥連翹湯」という薬方からなるお薬。
- 慢性鼻炎、蓄膿症などに効果があります。
アマゾン価格:1,405円
クラシエ 葛根湯加川キュウ辛夷エキス錠96錠
●「葛根湯加川キュウ辛夷」は「葛根湯」に川キュウと辛夷を加えたもので、我が国
の経験方として特に鼻炎、鼻づまり、蓄膿症に用いられる薬方です。
●アレルゲン、寒冷等によるアレルギーやウイルス感染により鼻粘膜がうっ血し、
鼻づまりなどの症状をひきおこします。このような症状や、長引いて慢性化した鼻炎、
蓄膿症に効果があります。
アマソン価格:2,304円
ホノミビスキン
アマゾン価格:8,414円
商品説明:
- ホノミビスキンは、蓄膿症といった鼻づまりの症状や鼻炎を改善するために考え出された生薬製剤です。
- ホノミビスキン中のキキョウ・キジツ・シャクヤクは鼻腔・副鼻腔内に溜まった膿汁を排泄するように働き、ケイガイ・ビャクシ・シンイは鼻に生じる不快な症状を改善します。
- レンギョウ・ジュウヤク・ソウジは蓄膿症や鼻炎の改善を早めるように働き、センキュウは蓄膿症や鼻炎の回復を手助けするように働きます。


まとめ
以上、後鼻漏に効果のあるとされる薬の紹介をさせていただきました。
ただ私の経験で言わせてもらうと、後鼻漏ってなかなか手強くて、薬で簡単に治るようなものではないんですよね。
でも薬をうまく使って、症状を楽にすることも大事だと思います。
後鼻漏は薬だけじゃなくて、鼻うがいや、Bスポット治療も有効ですよ。
自分にあった治療法をいろいろ試してみることをお勧めします。
では、また〜。
