kekoです。
後鼻漏には鼻うがいが効果的なのですが、粘性のあるネバネバした鼻水だと鼻うがいをしてもこびりついてなかなか取りきれない時があります。
そんなネバネバした鼻水には重曹を使った鼻うがいが効果的です。
今日は重曹を使った鼻うがいの効果、洗浄液の作り方についてお話したいと思います。


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重曹は鼻水のネバネバを弱めてくれる
重曹(炭酸水素ナトリウム NaHCO3)は掃除や料理に使ったりと身近なものですが、
この重曹はすぐれた粘液溶解作用があります。
通常、鼻うがいで使用するのは生理用食塩水なのですが、ここに重曹を加えることで、鼻水のネバネバが緩んで鼻うがいの効果がアップします。
食塩だけを加えたものよりも、重曹を加えた鼻うがいの方がより効果が高いといわれています。
私もそうだったんですけど、後鼻漏で辛いのは、鼻水や痰の粘性が高くて、喉の奥にへばりついたままなかなかとれない状態なんですよね。
鼻水や痰がこびりついている場所というのは、上咽頭といって咽喉の一番上の部分。喉沈降の裏側にある部分です。
この上咽頭は呼吸によって埃やウイルス、最近など様々な異物が通る場所で常に炎症を起こしている場所。
参考「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」
上咽頭の表面は繊毛に覆われていて、この繊毛は外から入ってきた埃や細菌、ウイルスなどの異物を鼻水と一緒に外に送り出す働きをしてくれています。
しかし、上咽頭の炎症により繊毛の働きが弱まり、鼻水と一緒に異物を送り出すことができなくなって、鼻水や痰が繊毛に絡まってしまい、結果、不快な後鼻漏の状態になってしまうと言われています。
また、副鼻腔炎の人の鼻水は粘性が強くてネバネバしています。
ネバネバの鼻水が繊毛に絡まったままだと、異物や鼻水を排出する働きが衰えてしまい、異物が長時間とどまった状態になって炎症が慢性化していきます。
症状の改善のためにはネバネバした鼻水や痰を外に出してあげることが重要です。
そのためにも重曹を使った鼻うがいで、ネバネバした鼻水を外に出してあげることが有効です。
私も長年鼻うがいをしていますが、重曹入りの物の方が効果が高いと実感しています。

重曹を使った鼻うがい洗浄液の作り方
では、実際に重曹を使って鼻うがいをやってみましょう。
用意するものは
- ぬるま湯500ml
- 食塩 5g(小さじ1)
- 重曹 2,5g(小さじ1/2)
これらを混ぜるだけ。500mlのペットボトルを使うえばいちいち計測しなくていいので便利ですね。
作る量は実際の使用量によって調整してください。
お水は一度沸騰したお水をさましたものか、精製水を使います。
重曹は工業用、食用、薬用などがありますが、食用を使用しましょう。スーパーの製菓コーナーに普通に売っていますよ。
塩は普段使っている塩でOK。
上記の洗浄液を市販の鼻うがいのボトルに入れて鼻腔内を洗浄してみましょう。
重曹が入っている市販の鼻うがい洗浄剤はあるのか?
自分で洗浄剤をつくることもできますが、わざわざ作るのも大変なときもありますよね。
市販のもので重曹入りの鼻うがい洗浄剤があるかどうかを調べてみました。
私が調べた限りでは、、
重曹が入ったものはサイナスリンスの洗浄剤だけでした。
サイナスリンスリフィル
この洗浄剤の成分は94%が塩化ナトリウム(塩)、4%が重曹でした。
上記の自分で作る洗浄剤よりも重曹の割合は少なめですね。
私もこの洗浄剤を使っていますが、さっぱりとした使い心地で粘液のある鼻水も流してくれますよ。
他の市販の洗浄剤の成分についても調べてみたので紹介しますね。
サーレ(ハナクリーン用洗浄剤)
成分:塩化ナトリウム・メントール・ペパーミント
ハナノア
成分:精製水・塩化ナトリウム・グリセリン・香料、ポリソルベート80、ベンザルコニウム塩化物(0.0035%)、エデト酸Na.
ハナオート用 ソルトミント
成分:塩化ナトリウム、ペパーミント、メントール
どれも重曹が入っていないのは残念なのですが、、
ペパーミントやメントールを加えてスーッとした使い心地にしているものが多いですね。
まとめ
以上、重曹を使った鼻うがいの効果、洗浄液の作り方についてお伝えしました。
重曹を使った鼻うがいをしたからといっても、すぐに後鼻漏が治るというわけではありません。
私もそうでしたが、毎日続けることで、少しずついつの間にか症状が楽になって気にならなくなりました。
続けることで状況は変わってきます。
後鼻漏で悩んでいる方には是非試してもらいたいなーって思います。
では、また~。